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リサイクルできる

容器は、容器の原料として生まれ変わるのが、もっとも良いリサイクル。「びん to びん」は究極のリサイクルの形。びんの原料のほとんどは、びんそのものです。

使い終わったあきびんを集めて、キャップなどを取り除き、細かく砕いたものを「カレット」と呼びます。この「カレット」はガラスびんの主な原料の一つで、1本のガラスびんのおよそ8割がこの「カレット」からできています。つまりガラスびんは、使い終わったあと、溶かせばまた新しいガラスびんに生まれ変わることができる容器です。
「カレット」をこれだけたくさん使うわけは、「カレット」を原料に混ぜることで、他の原料が溶けやすくなり、省エネルギーに役立つからです。

びんからびんに生まれ変わる。永遠の資源循環を可能にする素晴らしいリサイクルが「びん to びん」なのです。

エコロジーボトルへの取り組み

ガラスびんの原料として、カレットが使用されているということ、またその比率は8割を超えている、ということは先ほどもお伝えしたとおりです。 そのカレット比率をさらに高め、9割以上にしたものを特に、「エコロジーボトル」と呼んでいます。

エコロジーボトルのメリット

1. 省資源、省エネルギー
カレットをたくさん使用することにより、ヴァージン原料(硅砂、石灰石、ソーダ灰)の節約になります。また、原料中のカレットが10%増加するごとに約2.5%の熱効率がアップするため、その分の燃焼エネルギーが節減できます。
2. 大気汚染物質の排出削減
省エネルギーによって、溶解炉で発生するCO2やSOx、NOxなどの排出量が削減され、地球温暖化や酸性雨(SOx、NOx)、光化学スモッグ(NOx)への配慮にもつながっていきます。
3. 廃棄物の削減
カレットの利用が進めば、その分、埋め立て処理をされる空きびんが減ることになるので、廃棄物の削減につながります。
4. その他色カレットの有効利用
現在、容器包装リサイクル法により、ガラスびんの分別の基準は「無色」、「茶色」、「その他」と定められています。青や緑、黒など、無色や茶色以外のびんは「その他」として回収され、様々な色の入り混じった色カレットとなります。
容器包装リサイクル法の施行以前から、こうした色カレットをたくさん用いてびんを生産すると色の混じり具合によって色調が変動するなどの理由から、色カレットは余剰傾向にありました。さらに緑系のびんに入った輸入商品が急増し、新たな課題となりました。
建材や路面材などの多用途利用の開発も進められてきましたが、やはり、びんはびんに戻るのがリサイクルの理想型です。

エコロジーボトルのこれから

1997年に「容器包装リサイクル法」が施行され、ガラスびんの分別の基準が「無色」「茶色」「その他」と定められると、「その他」のカレットの有効な利用法が模索され、エコロジーボトルの存在が注目されました。
カレットの利用率を向上させることは、環境保護の観点からも重要であり、その対策のひとつとして、エコロジーボトルの普及は重要です。しかし、エコロジーボトルの普及に向けては、いくつかの課題があります。

1. 色調の微妙な違い
スーパーエコロジーボトルの使用が各方面で望まれる中、ネックとなっていたのが色調のバラツキです。「その他」のびんは、季節や年度、回収地などの条件により色の混じり具合が一定でないため、その他色カレットを高い割合で使用した場合、ある範囲内での色調の変動は避けられません。
そこで、日本ガラスびん協会では、スーパーエコロジーボトルを試作しサンプルを提示したとろ、たくさんのお得意先からのご意見をいただきました。消費者の方々からも、「この程度の色調の変動なら気にならない」とのアンケート結果が得られました。
1999年以降、環境配慮に積極的なお得意先から、次々とスーパーエコロジーボトルを採用していただいております。また、経済産業省が中心となり、スーパーエコロジーボトルの需要拡大に対するサポートも検討されています。
2. ソースカレットの品質アップ
カレットの利用率を高めるには、ソースカレットの品質の向上が不可欠です。ソースカレットとは分別回収されカレット会社に運ばれる未選別のガラスびんのことです。ここから異物を取り除き、細かく砕かれて良質なカレットとなっていきます。ソースカレットの段階から異物の混入が無いことが望ましく、そのために消費者の皆様には、びんを回収に出す際に分別をきちんとしていただきますようご協力をお願いいたします。
3. コスト問題
カレットの利用率をさらに高めなければならないにも関らず、カレットよりヴァージン原料の方が低コストであるのが現状です。いかにカレットをコストダウンしていくかが重要な課題の一つです。
4. 委託料の問題
現在、「容器包装リサイクル法」で定めている指定法人への再商品化委託料が、スーパーエコロジーボトルの利用拡大にとって、大きな課題となっています。
スーパーエコロジーボトルは「その他」色の余剰カレットの有効利用に貢献しているにも関らず、委託料が最も高いという矛盾した状況になっているのが現状です。
そこで、ガラスびんリサイクル促進協議会では、関係省庁に委託料減免の要望書を提出するなど、改善に取り組んでいます。

これらの課題をクリアするためには、消費者の皆様のご理解が必要です。ご協力をお願い申し上げます。