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ガラスびんの加工について
ガラスびんに印刷を施す「ACL」
ACLのカラータイプは、ペーストカラーとホットカラー。
ガラスびんに印刷を施すことを、一般にACLと呼んでいる。これは、「Applied Ceramic Label」の頭文字を取ったものである。印刷カラーは、ペーストカラーとホットカラーの2種類があり、焼き付け温度は通常590℃〜630℃。カラーの成分は、びんガラスより溶けやすいガラスの微粉末を主体にできている。

常温で粘性があるペーストカラーは、粘度調整にオイルを加え、一色刷りまたは重ね刷りの最終段階で使用する。特徴は、印刷面が滑らかで発色が良いことだが、細い文字や複雑なデザインの場合はシャープさに欠ける。一方、ホットカラーはワックスを加え粘度を調整するが、常温では固形状態にあるため、60℃〜65℃に加熱し、ペースト状にしてから使用する。特徴は、スクリーンから離れるとすぐに固まり始めるため、高速運転が可能。

併せて多色の重ね刷りが可能である。それぞれのカラーは、その特徴に合わせた使い分けが必要となる。ペーストカラーならびにホットカラーをガラスびんの表面に印刷する時に使うのが、図版を定着させるスクリーン。その仕様はメッシュ(1インチ当たりの網目の数)で表され、主に120〜200メッシュが使用されている。スクリーンはデザインのポジを基に、感光性の皮膜に焼き付け作成する。

ガラスびん表面にカラーが印刷された後は、カラーを溶着させるために、焼き付け窯に入れられる。焼き付け窯の構造は予熱部、焼き付け部、徐冷部の3つのゾーンからなっている。焼き付け窯内の温度の経過とカラー状態は、上表の通りである。このようにして、焼き付け窯を出たガラスびんは、キズ付きを防止するコールド・エンド・コーティングが施された後、目視検査を経て製品として出荷される。
カラーの焼き付けと温度経過

ACL印刷の工程
耐アルカリ性の印刷がリターナブルびんに求められる。
ACLびん写真リターナブルびんは、洗ってくり返し使用されるため、そこに施される印刷は、耐酸性、耐アルカリ性に優れ、さらに衝撃や磨耗に対しても、亀裂や剥離が起こらないような物理的・化学的耐久性を持っていなければならない。ホットカラーとペーストカラーは、耐久性に優れた無機質カラーで、リターナブルびんに適している。最近では、色が豊富な有機質カラーもあり、低温熱処理やUV照射による印刷もあるが、いずれも耐久性が劣り傷つきやすく、リターナブルびんには適していない。加工技術として、もっとも古くからあるACLであるが、最近ではリターナブルびんの減少とともに、ACLを施したびんも減少してきている。
しかしながら、色数アップ、位置精度のアップ、変形面(楕円、2次曲線等)や凹凸面への印刷などを可能にした印刷マシンも登場しており、今後の技術革新も期待されている。
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日本ガラスびん協会クレジット
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