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財務省貿易統計から見たガラスびん(空びん)の輸入と輸出量は、何れもわが国ガラスびん生産量の1%にも満たず、国際的な商品とは言えない。流通コストが極めて割高であることと、特に輸入については、わが国市場の要求品質水準が極めて高いためと考える。
寧ろ、関心は輸入・輸出される中身入り商品の容器としてのガラスびんの動向にある。ガラスびん業界が腐心しているのは輸入品の消費後の空びんの処理に関する問題である。
以下に、貿易統計から、最近3ヵ年のそれぞれの傾向を見た。
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空びんの輸入量と輸出量 |
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| 単位:トン
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輸入量 |
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輸出量 |
| 国別 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
国別 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
| 韓国 |
9,889 |
6,224 |
2,874 |
韓国 |
451 |
495 |
1,097 |
| 中国 |
1,735 |
2,531 |
2,481 |
中国 |
2,153 |
1,765 |
2,335 |
| 台湾 |
1,035 |
662 |
674 |
台湾 |
538 |
427 |
855 |
| サウジアラビア |
1,191 |
1,453 |
1,114 |
香港 |
284 |
960 |
799 |
| フランス |
1,111 |
958 |
954 |
フィリピン |
416 |
997 |
1,054 |
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米国 |
782 |
586 |
942 |
| その他 |
1,360 |
1,545 |
1,381 |
その他 |
711 |
687 |
1,050 |
| 計 |
16,321 |
13,373 |
9,478 |
計 |
5,335 |
5,917 |
8,132 |
| @(%) |
1.0 |
0.9 |
0.6 |
@(%) |
0.3 |
0.4 |
0.5 |
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概して、輸入は減少傾向、輸出は増加傾向にある。近隣国のガラスびん需要が堅調であるためと考える。
@=輸入量または輸出量/わが国ガラスびん生産量×100 |
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中身商品の輸入と輸出 |
| (1)
中身商品(アルコール飲料)の輸入と消費後のカレット発生量推定 |
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| 中身商品 |
単位 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
| ワイン |
千kl |
130 |
123 |
126 |
| スパークリングワイン |
千kl |
13 |
14 |
16 |
| ウィスキー・ブランデー |
千kl |
27 |
24 |
21 |
| その他蒸留酒 |
千kl |
84 |
92 |
104 |
| その他 |
千kl |
150 |
154 |
144 |
| アルコール飲料計 |
千kl |
404 |
407 |
411 |
| カレット発生推定量 |
千トン |
258 |
262 |
279 |
| @ |
% |
15.2 |
16.9 |
17.9 |
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@=カレット発生推定量/わが国ガラス生産量×100
カレット発生推定量はガラスびんリサイクル促進協議会による |
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カレット発生の原因となる輸入商品はアルコール飲料、特に上掲の表に上げた品種である。その他蒸留酒で多くを占めるのは韓国よりの焼酎と推定されている。カレット発生推定量はわが国生産量に対し約18%の高率に達しているが、特にリサイクルで苦労しているのは、無色、茶以外の緑、その他の色が約70%を占めることである。
この種カレットを主原料(90%以上)としたスーパーエコロジーボトルを開発、製造し、お得意先のご協力でその消化に努めていること、ガラスびん以外の他用途(土木材料や建築材料など)への拡大を図るなど、業界挙げてリサイクルに当たっている。
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| (2)
中身商品(アルコール飲料)の輸出 |
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| 輸出量は、総量で輸入量の1割程度と極めて少ない。その中で注目されるのは清酒(日本酒)の増加傾向である。 |
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| 清酒(日本酒)の輸出量推移 |
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2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年(1-3月) |
| 輸出量(kl) |
7,504 |
8,270 |
8,796 |
2,472 |
| 前年比(%) |
− |
110 |
106 |
120 |
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最近、諸外国で健康志向の高まりから日本食ブームの広がりが見られ、それに伴って清酒の輸出と現地生産が増加している(日刊醸造産業速報2005年2月10日号参照)。
この輸出増加傾向が直接国産ガラスびんの需要増となること以上に、その嗜好傾向がUターンして、国内で清酒消費が再上昇することへの期待が大きい。何と言っても清酒はガラスびん業界にとって、古くからの重要需要先であるからである。 |
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