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CO2排出量削減に関し、日本ガラスびん協会は1998年に次の数値目標を報告した。
*2010年の製造工程におけるCO2排出量およびエネルギー使用量を、1990年対比10%以上削減する。
上記の目標に基づき、諸対策の実施により2010年(1990年比)の具体的目標としては、エネルギー使用量が12.6%減、CO2排出量は21.1%減と報告した。
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| (1)カレット利用率の向上 |
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ガラスびん生産量あたりのカレット利用率を75%まで増加する。 |
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| (2)エコロジーボトルの生産 |
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開発中のエコロジーボトルをガラスびん生産量の5%とする。 |
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| (3)ガラスびんの軽量化の推進 |
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ガラスびんの重量を現状(1997年)より平均で4%軽量化する。 |
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| (4)ガラスびん製造工程の歩留まり向上 |
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ガラスびん生産歩留まりを現状(1997年)比2%向上する。 |
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| (5)工場内ガス燃料をすべてLNGへ転換 |
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LPGからLNGへ100%転換する。 |
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| 項目
年 |
1990 |
1997 |
1998 |
1999 |
2000 |
2005 |
2010 |
生産量
(万t) |
242.5 |
195.0 |
176.1 |
169.7 |
162.5 |
170.8 |
213.0 |
エネルギー消費量
(原油換算万Kl) |
66.38 |
56.04 |
53.2 |
49.92 |
48.29 |
49.11 |
58.03 |
CO2排出量
(万t=CO2) |
181.2 |
146.0 |
136.6 |
126.7 |
121.6 |
126.1 |
142.9 |
エネルギー原単位
(原油換算L/t) |
270.9 |
287.4 |
302.1 |
297.4 |
297.2 |
290.8 |
272.4 |
CO2排出原単位
(kg=/t) |
747.2 |
748.7 |
775.4 |
754.9 |
748.4 |
738.1 |
676.6 |
CO2には炭酸塩からの排出量を含む *2005年、2010年の数値は予測 |
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| (1)カレット比率の向上 |
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カレットの使用比率向上により、石灰石、ソーダ灰等の炭酸塩原料の使用量及び溶解時の燃料が減少し、CO2排出量削減につながる。2010年の使用比率を製品量の75%に設定したが、2000年のカレット使用比率は81.1%となった。 |
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| 年 |
1990 |
1997 |
1998 |
1999 |
2000 |
2005予測 |
2010目標 |
| 使用比率 |
47.9 |
67.4 |
73.8 |
80.6 |
81.1 |
77.3 |
75.0 |
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カレットの使用の全体量は昨年に比べて約2.6%減少したにも関わらず、生産量が約3.2%落ち込んだため、カレット比率が上昇する結果となった。
今後需要が拡大するとして現在のカレット比率を維持するとしたら、カレット使用量が増えることになり、それにつれて異物の混入数も増えることから、カレットの使用品質向上が不可欠である。しかし結晶化ガラスなどの異物除去が課題として残っている。 |
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| (2)エコロジーボトルの生産推進 |
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カレットを100%使用したエコロジーボトルの生産はCO2及びエネルギーの減少に対して大きな効果がある。2000年実績ではエコロジーボトル合計として、約5.3万トン(生産量の3.3%)まで増加してきた。
今後更なる普及を推進するためには、混色カレットを使用したエコロジーボトルの色調に関する社会的認知をいかにして確立するかが重要となる。 |
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| (3)ガラスびんの軽量化の推進 |
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ガラスびんを軽量化することにより原料、燃料の使用量が減少し、CO2を削減できる。1997年に対する2000年の1本当たりの重量は約4.2%減少した。 |
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| (4)ガラスびんの製造工程の歩留向上 |
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2010年の目標を1997年の79%に対し、2%アップの約81%に設定し いるが、2000年の実績は1997年に対し、2.4%低下した。これは生産減少により生産能力とのアンバランスが生じ稼働率が低下したこと、さらに小ロット化による型替、色替えロスが増えたことが原因である。
工場カレット発生量減少のため、色替を集約して色替回数を減少させることを行 てはいるが、思ったような成果は上がっていない。 |
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| (5)工場内のガスのLNG化 |
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工場で使用しているガスをLPGからCO2の発生量の少ないLNGへ100%転換することを目標にしているが、2000年における転換率は昨年とほぼ横ばいとなった。供給体制が整えばさらに進捗すると考えられる。
しかし、LNGの供給体制がとられていない地域では、導線費用が数十億円となるなど対応が難しい。 |
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| 年 |
1990 |
1997 |
1998 |
1999 |
2000 |
2005予測 |
2010目標 |
| 使用比率 |
36.7 |
79.9 |
80.1 |
84 |
83.6 |
83.8 |
100.0 |
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| (6)その他の新技術 |
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CO2削減に関する新技術に関し、昨年は調査を行ったものはなく、減圧脱泡(燃費と歩留の向上に効果有り)技術について情報収集したに留まった。昨年報告した酸素燃焼は引き続き検討を行ってはいるが、大型炉での実績に乏しいこととコスト増のために、導入に関してはいまだ検討段階にある。 |
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